大古田 香織
エンジニア
大古田 香織
エンジニア
大阪大学大学院理学研究科にて物理学を専攻し、2013年博士号(理学)取得。同大学核物理研究センターにて、原子核物理とくに少数核子多体系の理論や数値計算の研究に従事する。粘菌アメーバの運動の数理モデルとそこから着想されたアルゴリズムによる社会課題解決の可能性に興味を持ち、東京工業大学WPI地球生命研究所にて准主任研究者・青野(当時)のもとで、2016年より『アメーバ型組合せ最適化アルゴリズム』の研究開発を開始。2017年より青野とともに慶應義塾大学に移籍し、大学院政策・メディア研究科研究員に着任。2020年度よりAmoeba Energy株式会社に入社。
西村 信一郎
エンジニア
西村 信一郎
エンジニア
東京大学大学院総合文化研究科・池上高志研究室にて人工生命(Artificial Life; AL)を研究し、1999年に博士号(学術)を取得。産総研(当時は電総研)で博士研究員として勤務した後、名古屋大学でアメーバ細胞の知的振舞いの原理を解明する数理モデルの研究に従事。この頃、同分野の研究者であった青野と出会う。広島大学と九州大学では、生物集団の群知能を再現する数理モデルを構築。その後、宇宙開発関連企業で航空管制向けのGPS信号処理システムの開発に携わる。最先端技術の事業化への意欲からテクノロジーファームに転職し、エッジAIシステムのソフトウェアからハードウェアレベルまでの研究開発を推進、新規事業の立ち上げに参画。2023年に青野と再会し、『アメーバコンピュータ』の事業化が現実的になりつつあることを知り驚愕。AIではなくALを進化させた日本発のテクノロジー・イノベーションを生み出すことを志し、2024年度からAmoeba Energy株式会社に入社。
藤井 滋
ムーンショット・アドバイザー
藤井 滋
ムーンショット・アドバイザー
神戸大学大学院を卒業後、1976年に富士通株式会社に入社。富士通研究所半導体研究部で二次元シミュレータを開発し、ショートチャネルMOSFET技術を確立した。1983年に電子デバイス事業本部へ移籍した後、デジタル信号処理(DSP)向けLSIを開発。さらにAL3層技術を利用した2万ゲートG/Aを開発し、世界のコンピュータ技術の進展に寄与した。1990年代にはVirtual Socket Interface Alliance活動を通じてIPの概念を確立し、1997年にシステムLSI事業部長、2001年に米国Fujitsu Microelectronics Inc.副社長を経て、2002年にLSI事業本部長代理として、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称された時代の富士通半導体事業を率いる。2006年経営執行役常務電子デバイスビジネスグループ長兼電子デバイス事業本部長を経て、LSI事業を分社化した富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の副社長として活躍。2014年に富士通を退社した後は、代表取締役として創業した株式会社SSC(Samurai Semiconductor Corporation)で半導体設計事業を手がける。2023年に株式会社SSCを退社後、半導体分野で世界レベルの技術開発と事業・経営の実績を持つ人材を探していた青野と出会い、意気投合。『アメーバコンピュータ』の構想を聞き、DSPやGPUとは全く異なる、別の惑星から来たかのような斬新な半導体チップの開発計画に感銘を受ける。この挑戦はハイリスクであるが、成功すると大きなリターンをもたらす可能性があり、日本の半導体産業の「失われた30年」を挽回する先駆けになると直感した。2023年5月より、Amoeba Energy株式会社のムーンショット・アドバイザーとして、月への有人宇宙飛行計画にも匹敵する高い技術的・事業的ハードルを超えるためのサポートを誓う。